タイ国における”上級タイ式マッサージ師”10の条件

プッサパー・タイ伝統医学及びリフレクソロジー研究所 Logo

 

1)義務教育を修了していること
タイ式マッサージの経典や教科書を読んで学び、施術や顧客の情報を記録しなければならない

2)人体の構造、呼吸、循環、など体内のシステムを知っていること
それらの知識がない場合は、状況が正常か異常か理解できず、マッサージによる治療は患者の体に危険な可能性がある

3)タイ方医事の基礎であるサムッターン(病気の起源)を理解していること
体と心を分離せず1つのものとして、不調を起こしている(トゥリトーサの)均衡の乱れを診察し、マッサージが体の均衡を取り戻すようにすること

4)体のセンやツボの位置を熟知していること
どのツボを押したらどこがどのように感じるか、どこを押してはいけないか、ツボが正しく押されれば効果が得られ、正しくなければ効果が得られないことをよく知っていること

5)マッサージと共に使われるサムンプライの概略を、服用薬、塗布薬、ハーブボールで使われるものなど知っていること
中でも、塗布薬とハーブボールで使うサムンプライはタイ方医事の一部で、タイ式マッサージと共に治療で使用され、重要である

6)医療業務従事に関する様々な法律や、倫理を知っていること
もし、それらを事前に知らず充分でないと、罰せられたり実刑にされる可能性があるからである

7)現代医療であれ伝統医療であれ、医療界のその他の業務を、業務従事者のわきまえとして重んじ、意見の違いをいちいち攻撃しないこ

8)マッサージの経験をよく調べて書類にまとめ、印刷し広く知らしめ、他の経験者と知識を交換すること

9)協会や連盟に参加、協力し、一般の人々への社会奉仕のために、権利の主張でなく、協会メンバーの意見や経験を発表する機会を設けるように定期刊行物を出すこと

10)長期、短期のセミナーに参加し、知識をアップデートし、自身の知識を積み上げていくこと
それによって、医療の新分野のエキスパートになることも可能である